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【国井律子の乗り物ダイアリー vol.18】 「私」を取り戻す旅へ

独身時代の私は、春~秋はオートバイとサーフィン。冬はスノーボード。暖かい遊びが恋しくなると冬季に数回海外に飛ぶ……、という遊び人過ぎる人生を送ってきました。エクササイズ代わりに東京でのほとんどの移動は自転車で。あー、懐かしいですね、あのころ!

クルマ ドライブ
スタッドレスタイヤ購入の際、いろいろ業者を当たってみましたが、昔からお世話になっていた世田谷区代沢のタイヤガーデンさんに決定。親切丁寧とてもお安く、満足できる買い物でした。
  • スタッドレスタイヤ購入の際、いろいろ業者を当たってみましたが、昔からお世話になっていた世田谷区代沢のタイヤガーデンさんに決定。親切丁寧とてもお安く、満足できる買い物でした。
  • 旅立ちの数日前からキャンピングカーを充電しました。わが家は3階。ベランダのAC から延長コードを延ばして(笑)。このように外部充電することによって、寒冷地でも一晩中安定してエアコンが使用できました。
  • エアコンを使うと気になるのは乾燥。加湿器を稼働させて車内をしっとりした空気で満たしました。靴下も上着も要らないくらい、快適な車中泊でした。
  • 1泊目は東名高速道路の駒門PAでビバーク。エンジンを止めるやスグに夫と乾杯。息子たちはすでに寝ています。チーズと牡蠣のオイル漬けをつまみながら。至福タイムですね。
  • 〆は焼酎お湯割りで。自宅のように過ごすキャンパーの旅です。
  • 移動中の車内では、息子たちは思い思いの時間を過ごしています。
  • 今回スタッドレスタイヤを準備したと同時に、ヒトの足回りも新調。生意気すぎる長男のスノーブーツ! どうせ次男に下がるのだからと、そこそこしっかりしたモノをポチッと。アニキの特権ですね。
  • 大人の足回りも雪国使用に。

独身時代の私は、春~秋はオートバイとサーフィン。冬はスノーボード。暖かい遊びが恋しくなると冬季に数回海外に飛ぶ……、という遊び人過ぎる人生を送ってきました。エクササイズ代わりに東京でのほとんどの移動は自転車で。あー、懐かしいですね、あのころ!

結婚したことによって「人生の第二章」が始まり、長男出産までは回数こそ激減したけれど、まぁなんとかオートバイ、サーフィン、スノーボード、たまに海外……。ゆるーく、いや、いま思えば必死に!? 趣味を回していました。

次男が生まれてからは日々を生き抜くのにイッパイイッパイ。余暇を愉しもうとする気持ちはすっかり消えて……。180度ヒトが変わってしまったような私を、夫はおそらくとても心配していたと思います。海の傍を旅する際、彼は私のサーフボードを必ず準備してくれました。しかしながら昨年は結局、一度も海に入らなかったんですけどね。毎回サーフィンの準備をしてくれてありがとう。申し訳なく思いつつ……。

もともとマルチタスクをこなすのが苦手な、不器用な私です。そりゃぁ生活と仕事と趣味を思うように回すなんて夢のまた夢。あー、なんだか私って、育児と家事しているだけのつまらない人間になってる……と、空っぽな気持ちになることもよくありました。

ヤバイヤバイヤバイ!
そろそろ「私」を取り戻さないと。
人生は一度きり!
薄ら寒くなってきた昨年の11月くらいでしょうか。起きがけの布団のなかでハッとしました。よし、今年の年越しはクルマで金沢に行こう!

06移動中の車内では、息子たちは思い思いの時間を過ごしています。
あ、金沢って夫の実家です。生まれも育ちも東京の私にとって、故郷を感じられる大好きな場所。

で、金沢。北陸です。雪国です。結婚後、何回かお正月近辺にお邪魔しましたが、雷がゴロゴロ鳴った次の瞬間、大粒の雪がドサー!霰がザラザラザラー! 瞬く間に街が真っ白になるような天候の激しさに、初めのころはビックリ。

というのも私が暮らしている太平洋側の地域は、冬は毎日いい天気。空気は砂漠のように乾燥してカラカラ。何か行動を起こすのに天気を気にすることなんてほとんどなかったから。冬の金沢にお邪魔するようになって以降、夫もお義理母さんも、ていうか日本海側で暮らすすべての人々をリスペクトしました。

07今回スタッドレスタイヤを準備したと同時に、ヒトの足回りも新調。生意気すぎる長男のスノーブーツ! どうせ次男に下がるのだからと、そこそこしっかりしたモノをポチッと。アニキの特権ですね。
うわー、雨降ってきた。エイ! 予定変更! とか私はよくやってしまいますが(自称、ハメハメハ大王です。雨が降ったらお休みで~♪ な)、しかし日本海側でソレをやった日には生活が成り立ちません。

話を戻しますと、年越し金沢トリップ。クルマで帰ることにしました。日本の中央にある高い山脈を越えて日本海入りする際、スノーボードしてやろう! え、私の記憶が正しければ5年ぶり!? ということはスタッドレスタイヤが必要ですね。そうと決まれば話は早くて、あちこちの業者に連絡して見積、比較、検討、決定! あ、私、なんだか「私」を取り戻している! そんな気分に浸りながら。

041泊目は東名高速道路の駒門PAでビバーク。エンジンを止めるやスグに夫と乾杯。息子たちはすでに寝ています。チーズと牡蠣のオイル漬けをつまみながら。至福タイムですね。

国井律子/Ritsuko Kunii
1975年8月25日東京生まれ。旅のエッセイスト。玉川大学文学部芸術学科芸術文化専攻卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌からエッセイストとしてデビュー。オートバイのほか旅、クルマ、サーフィン、アウトドアなど多趣味を生かしエッセイを執筆。著書に「放浪レディ」(求龍堂)、「アタシはバイクで旅に出る」(エイ出版)など多数。近著に「進化する私の旅スタイル」(産業編集センター)がある。

《国井律子》

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