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【国井律子の乗り物ダイアリー vol.13】初の Airbnb!“なんで坊や”と沖縄ハーレー・ツーリング

先日、沖縄に行ってきました。台風が島の南の方に居座っていてあわや直撃!? なんてヒヤヒヤしていたのですが、西の方に大きくそれてくれたおかげで、滞在中すべて晴れ。今年の運を全部使ってしまいましたかね……。

バイク ツーリング
伊計島の静かな入り江と、母子タンデムと、スーパーロー。
  • 伊計島の静かな入り江と、母子タンデムと、スーパーロー。
  • 那覇空港からほど近い、レンタルバイク那覇空港店にてスタッフさんたちと。私が到着した朝10時ごろすでにレンタルのお客様で大にぎわいでした。トライクもあり次回はぜひ借りてみたいかも。
  • 那覇空港店を出て、まずは腹ごなし。首里の高台にある沖縄そば屋へ。御殿山と書いて「うどぅんやま」と読みます。やさしいかつお風味のだし、子どもたちも夢中ですすりました。http://udunyama.com/
  • 150年以上の歴史を持つ古民家を利用した沖縄そば屋、御殿山の前で。クルマとオートバイ、兄と交代ばんこで運転して伊計島を目指しました。
  • 次の立ち寄り場所は、宜野湾でお仕事の友人の権さんご夫妻が営む焼きドーナツ屋、HYGGE。権さんは20年以上前、連載していた雑誌の編集部のお隣で編集長をつとめていました。子どもたちは島バナナと牛乳だけで作られたおいしいジュースを一気飲み。HYGGE https://hyggeokinawa.shopinfo.jp/
  • 権さん夫妻の焼きドーナツは伊計島で海を眺めながらパクリと。
  • 平安座島の石油基地。この基地を作ったので、島民への見返りとして海中道路が建設されたそうですよ……。なんて話を長男に一生懸命しますがどれだけ伝わったコトやら。
  • 海中道路を本島へ向かって走ります。伊計島までのショートツーリングのつもりでしたが、実際はけっこう時間が掛かり、那覇空港店に戻ったのは19時近くでした。本島は広い! ていうか私たちが休憩しすぎなのか!?

先日、沖縄に行ってきました。台風が島の南の方に居座っていてあわや直撃!? なんてヒヤヒヤしていたのですが、西の方に大きくそれてくれたおかげで、滞在中すべて晴れ。今年の運を全部使ってしまいましたかね……。

なんて話は置いといて、今回の沖縄の旅では、生まれて初めてAirbnb(エアビーアンドビー、以下エアビー)を利用してみました。それとは空き部屋を貸したい人(ホスト)と部屋を借りたい旅人(ゲスト)とを繋ぐ、Webサービスのことです。

特色としてはホテルより安いこと。それからチェックインはホテルのようにフロントがないため郵便ポスト等で鍵の受け渡し(今回の宿は物理キー不要のpinコードでした)。宿の形態も様々で、ホストの自宅の一室や、別荘や一戸建てや。お城やツリーハウスや、クルーザーなどもあるそうです。ホテルには絶対ない宿泊体験ができるのがエアビーの魅力、というわけです。

暮らすように旅する

今回エアビーで宿を取ったSUNSET BREEZE CHATAN。玄関先のシーサーが沖縄っぽい雰囲気に。
今回は沖縄本島のまんなから辺にある北谷(ちゃたん)という町で、海辺の一軒家ビーチハウスをレンタル。私の6歳と1歳の息子たち、実兄と彼の5歳の息子(私にとっては甥っ子ですね)、このメンバーで年に数回は遠出しています。そんな「いつメン」で、自炊したり、庭でBBQを楽しんだり、宿から1分のビーチで夕飯前に夕暮れ散歩をしたり、まるで暮らすように旅した時間となりました。

せっかくの沖縄です。ハーレーに乗りたい。そう思い、いつもお世話になっているレンタル819さんの那覇空港店でXL1200Tスーパーローを借りました。排気量が1200ccもあり、けっこう迫力のある大きさです。重量も300キロ近いですが、「スーパーロー」というネーミング通り、とにかく足つきがいい。

そう、160センチに満たない私の場合、まずは「足つき」から車両探しすると言っても過言ではないのです……。でも、そこさえクリアしてしまえば、多少重くても跨って取り回しすることもできますからね。

那覇空港からほど近い、レンタルバイク那覇空港店にてスタッフさんたちと。私が到着した朝10時ごろすでにレンタルのお客様で大にぎわいでした。トライクもあり次回はぜひ借りてみたいかも。
今回ステイしている北谷のビーチハウスから那覇まではおよそ17キロ。クルマで40分くらいです。10月に入った沖縄といえ、まるで東京の真夏のように蒸し暑くて、子連れのタンデムだし、無理のないスケジュールをと思い(私、ひとりだとスグ島一周とか無茶してしまうので……)、兄と相談しながら今回は那覇から伊計(いけい)島までのツーリングに決定。

伊計島は沖縄本島中部のうるま市にあります。広い広い空に向かって海の上の道を走る「海中道路」を渡りつつ、平安座(へんざ)島、宮城島などいくつか島を経て、一番先端にあるのが伊計島。全部道が繋がっているので、オートバイやクルマで行けるのが魅力の離島群です。

「なんで」坊やと2度目のタンデム

150年以上の歴史を持つ古民家を利用した沖縄そば屋、御殿山の前で。クルマとオートバイ、兄と交代ばんこで運転して伊計島を目指しました。
8月のお盆時期、長男と初めてタンデムをしたときは、エンジン音と向かい風に彼の声がかき消されて、会話がちっとも楽しめませんでした。今回はインカムを準備。けっこう前、テレビのお仕事でスタッフさんの手作りみたいなインカムを使用したことがあります。ソレと比べてはいけませんが、想像以上に音がクリア。いやー、すごいですね! ふつうにおしゃべりしながらツーリングができました。しかも会話していれば、長男の寝堕ちも防げます。コレは便利だ!

伊計島までは気持ちいいアップダウンが続くほぼ一直線の道のり。両脇ではあちこちでサトウキビを栽培していました。それが気になる長男は、「なんでボサボサした植物がいっぱい植えられてるの?」

権さん夫妻の焼きドーナツは伊計島で海を眺めながらパクリと。
また、平安座島には石油基地があります。巨大なタンクがいくつも建ち並び、独特の雰囲気を醸し出しています。

「なんであの丸いおっきいのがいっぱいあるの?」
「なんで沖縄の海は青いの?」
「なんで暑いの?」
「なんでハーレーは揺れるの?」
「なんでシーサーがいるの?」

なんで、なんで、なんで!

出たよ、いつもの「なんで攻め」です(笑)。東京では仕事や家事が忙しく、テキトウにあしらってしまう彼の「なんで」ですが、ここは沖縄。じっくり時間をかけて丁寧に答えてあげました。

伊計島はここまで通ってきた海のなかでとびきり青く透き通っていました。スーパーローのエンジンを止めると、一気に静寂が訪れます。ふと、ジブンの声が枯れているのに気づき、ていうか私、オートバイに乗りながらこんなに喋ったことあっただろうか。ないよねぇ。なんだかくすりと笑ってしまいました。

海中道路を本島へ向かって走ります。伊計島までのショートツーリングのつもりでしたが、実際はけっこう時間が掛かり、那覇空港店に戻ったのは19時近くでした。本島は広い! ていうか私たちが休憩しすぎなのか!?

国井律子/Ritsuko Kunii
1975年8月25日東京生まれ。旅のエッセイスト。玉川大学文学部芸術学科芸術文化専攻卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌からエッセイストとしてデビュー。オートバイのほか旅、クルマ、サーフィン、アウトドアなど多趣味を生かしエッセイを執筆。著書に「放浪レディ」(求龍堂)、「アタシはバイクで旅に出る」(エイ出版)など多数。近著に「進化する私の旅スタイル」(産業編集センター)がある。

《国井律子》

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